キタボシセイサクショ
製品を加工するための図面や治具の作成などが主な仕事です。入社から2年ほど溶接を担当していたため、多忙時は稀に現場を手伝うことも。当時はパーツを加工する仕事だったため全体像がよくわかりませんでしたが、今は製造の流れや最終形を知りながら取り組めるところが大きな違い。一つひとつの部品が集まって製品が完成したときは、より大きな達成感を得られます。また現場とのやりとりが多いため、製造する側の思いを理解できる点も自分の強みに。それを活かし、なるべく加工しやすい図面づくりに配慮するなどして、円滑な進行に努めています。
普段はほとんどパソコンに向かっているため、お客様のもとへ出向き、試作品を見てもらった際に「いいですね」とダイレクトな反応が返ってきたときは新鮮でした(笑)。また以前、半導体製造装置の部品設計を任され、図面作成から出荷までの一連を担当したことがあります。初めてだったので「この形にするとここが合わない」といった失敗も多かったのですが、現場の人たちに助けられてなんとか形にできました。図面を描くのは自分一人でも、完成までには多くの人の知識とノウハウが必要なんだと改めて実感。「一人ではできない仕事」であることに魅力を感じました。自分の成長のきっかけにもなった大切な成功体験です。
治具を製作するうえで、当然、加工の箇所や手順を理解していなければならないのですが、視点や感覚は加工者によって違うのでどこを取るのかが難しい場合も。ベテランの職人は現場で使いやすいよう自ら改造するため、よく観察し、次はそれを踏まえたつくり方にするなど工夫しています。
誰が見ても分かる図面を描くこと。図面ってパッと見ただけではイマイチ分からないし、それを紐解くにも結構な時間がかかる。習熟の度合によっても読み解く力や速さが異なります。だからこそキャリアが浅い人にもベテランにも分かりやすい図面をつくり、作業の効率化に貢献したいと思っています。
先の治具の話にも通じるのですが、人によってものの見方や捉え方は違います。そのため一つの対象物に対して、視点を変え、様々な角度から考察できることは大切かもしれません。凝り固まらず、ケースバイケースで柔軟な考え方や工夫できる人、ひらめきのある人などは活躍できると思います。
主に農業機械やヒーターの組立を担当。最終工程なので、それまでに関わった人たちの作業を無駄にしないよう緊張感をもって取り組んでいます。2023年の10月からリーダーを任され、スケジュールや進捗の管理なども仕事に加わりました。人を引っ張っていくタイプではないので当初は戸惑いましたが、なるべく自分からコミュニケーションをとるよう心がけているうちに少しずつ慣れてきました。信頼できる上司や先輩のように、話しやすく、困ったことがあったら「相談したい」と思ってもらえるようなリーダー像が理想です。
携わった製品の完成形を見ることができる点。特に農業機械が田んぼで働いているのを見ると、自分たちの仕事をダイレクトに実感できてうれしくなります。この仕事は、多くの部品をどのような工具と手順で組み立てるかを覚えるのが大変ですが、一度頭に入ってしまえば、あとはいかに正確かつスピーディーに進めていくかが勝負です。1日に仕上がった台数が数字に表れるため、それによって自分やチームの成長が明確に分かるのも利点。毎日目標をクリアしていく感覚と、「ここをこうしたらもっと効率化できる」と工夫を加えてその先を目指す面白みが大きなやりがいにつながっています。
ボルトを締める際、塗装面が剥がれないよう当て布をして組んだりと、最終工程ならではの気遣いが随所にあります。また部品同士がうまく収まらないなど何かしらの問題が発生したとき、他工程に修正を依頼するタイミングや、内容を分かりやすく説明することに苦心する場合もありますね。
確実な仕事を、なるべく速やかに完了すること。また組立は一人で黙々と行うのではなく、複数人で取り組む作業です。そこで大切なのがコミュニケーション。声を掛け合ったり、分からないことはお互いに確認や相談をするなどしてミスを未然に防いでいます。
私がリーダーになったとき、社長から「鈴木くんはオレについてこいっていうタイプじゃないよね。でもアイデアマンだなと思っているから、そこに期待しているよ」と言われました。そういう温かい目で見守ってくれる会社なので、多様な個性を持つ人たちが、それぞれの場所で活躍できると思います。
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日本ホワイトファーム株式会社 新潟事業部【旧:日本ホワイトファーム新潟株式会社】