皆さんは「新潟」のこと、どれくらい知っていますか?新潟の産業や、暮らし…新潟出身だけど、実は新潟のことをよく知らない人が大半でしょう。働く場所は、同時に生活をしていく場所にもなります。自分に合った業界や職種を知ることも大事ですが、自分に合った暮らし方を考えることも大事なことです。
首都圏で就活しようかなと思っている人も、Uターンに迷っている人も、まずは地元・新潟の実情を見てみませんか。 首都圏と新潟を数字で見比べたとき、真の新潟が見えてくる!
さて皆さん、この数字は何の数でしょう?
この数字は、創業100周年を迎えている新潟県の企業の数です。(2017年1月 東京商工リサーチ調べ)
この数は全国で5番めに多く、法人数自体が多い東京、大阪、愛知、京都に次ぎます。
企業が100年も続いて経営するというのは、とても凄いことだと思いませんか?
長く経営を続ける企業というのは、時代の変化とともに変化するニーズに柔軟に対応し、マッチした商品やサービスを生み続けたということ。一発屋芸人という言葉があるように、一時だけ爆発的に売れても経営は成り立ちません。長く継続して売れ続けるというのは難しいことなのです。新潟には、長い間支持されている企業が多くあることが分かりますね。
お米や水産物といった産業で目立っている新潟県ですが、もちろん別の産業でも、日本や世界で高いシェアを誇っている企業があります。
どんなものがあるのか、具体的に見てみましょう!
米の産出額
新潟といえば、やっぱりお米。面積の広い北海道と競っても、産出額1位を誇ります。 |
新潟では、この「米」を利用した産業も栄えているんです。例えば、以下のようなデータがあります。 |
米菓生産額
草加煎餅で有名な2位の埼玉に、約10倍の差で1位。実は新潟県内には、国内シェアトップ3の会社が本社と主力工場を置いているんです。 |
ちなみに切り餅・包装餅も、311億円の出荷額で全国1位。 |
ほかに、米が原料になっているもので「新潟」といえば、お酒ですね。お酒の生産量も、もちろんトップ3にはいっています。新潟出身で県外に出た人の中には「新潟出身ということはお酒強いの?」なんて聞かれた経験があるかもしれないね。 |
酒の出荷額
1位の兵庫と2位の京都は、全国トップクラスの生産量を誇る酒造所が複数ある土地です。対して、新潟には個性的な酒造所が多くて希少性のあるお酒が多いのだそうです。 |
酒造所数は兵庫より多い新潟なのに、出荷額は兵庫の約2分の1というのは驚きです。 |
酒造所数
地図を見れば分かるけど、新潟は広い。その面積は1万2584平方キロメートルで、全国で5番目に広い土地です。 |
面積
つまり、道路の長さも長いのね。国・県道の実延長は6646kmで全国2位、高速道路の供用延長は441kmで全国3位。 |
道路を整備するのは建設業者の仕事。新潟には新幹線も通っているし、この役割は本当に重要なポジション。実は新潟の生活を守る、必要不可欠な産業なんです。 |
建設業者数
全国14位というと、特別数が多いという印象はないけど… |
新潟の人口から考えると、この業者数はとっても多い。全就業者数に占める建設業の割合も高いんだ。 |
新潟という広い大地が、発展させた産業なのね。 |
ホテル・旅館数
新潟の広い土地が生かされた産業として、観光資源を生かした産業も挙げられます。新潟は海に面しているし、冬は雪も降るから、レジャーにはもってこいの環境なんです。 |
海水浴場は59ヶ所保有していて全国1位、温泉地(宿泊施設のあるもの)は145ヶ所あって、これは全国3位の数。 |
2019年には168万人の海水浴客が集まったそうだけど、なんとその6割は新潟県外からのお客さんだったんだ。 |
観光資源が豊富ということは、ホテルや旅館は必然的に多くなるよね。 |
新潟県は、「ものづくりの町」として全国でも有名です。金属加工の技術力が高い。特に金属洋食器の出荷額は107億円で、これは全国1位の数字です。 |
ほかにも、石油ストーブの出荷額432億円、ニット製セーターの出荷額男女併せて150億円も全国1位。寒い雪国だから発展した高い技術が、出荷額として表れているんでしょうね。 |
製造業の事業所数
数は特別多くないけど、建築金具、鍋などの家庭用品…調べてみると、小さい会社なのに「うちの製品は日本・世界トップシェアです」なんて企業がたくさんある。派手さは無いのかもしれないけれど、新潟の県民性として挙げられる“堅実さ”が製造業で生かされているのかもしれないね。 |
にいがた就職応援団ナビの企業検索ページから、いろいろな条件で企業を検索できるからぜひ、自分でも調べてみてほしいな。 |
上記以外にも、有力な産業はまだまだあります。視野を広げて、新潟県の産業・企業を、深く研究していきましょう! |
新潟の産業!ポイント
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