一言でいえば、「相手を大切に思う気持ち(心)」を「態度や行動、言葉づかい(形)」にすることです。社会は、考え方や性格、価値観などが異なる人の集まりです。その中で人間関係を良好に保つためにマナーがあります。
「心」を伝える手段として、美しい振舞い、良い表情、正しい言葉づかいなどの「形」を身につけることは大切ですが、伝えようとする「心」があって初めて、真のマナーと言えるのです。
人は誰しも「この人、感じのいい人だな」と思ってもらいたいもの。その「感じのいい」と思ってもらえるカギをにぎっているのが第一印象です。第一印象をつくる3大要素は、①見た目、②声、③言葉 と言われています。
就活における皆さんのマナーの良し悪しは、常に相手が決めることです。「この程度で良いだろう」という判断では、相手からOKをもらうことはできません。就活での「相手」は、皆さんとは年齢、経験共に全く違う社会人であることを忘れないでください。
せっかくの笑顔も心がこもっていないと逆効果ですね。口の両端が上がっていても、「目」が笑っていないとつくり笑いのように感じられてしまいます。鏡の前で口元をノートで隠し、微笑んでみてください。目だけでも笑顔だと感じられたらOKです。友達に見てもらいながらのトレーニングもおすすめ。
ずっと目を合わせ続ける必要はありません。
目だけを見つめすぎると威圧感や緊張感を与えてしまうので、相手の鼻を中心として、目から口元あたりを見ると良いでしょう。
ポイントは、
①挨拶の前後や、話の大事なところで目を合わせる
②長時間見つめすぎない(15秒程度まで)
③視線の高さを相手に合わせ、左右にはできるだけ動かさない(関心が移ったと思われる)
相手と向き合うときに気をつけてほしいNG態度・しぐさです。当てはまるものがないか確認してみてください。
- 腕を組む
- 足を組む
- 何かをしながら人の話を聞く
- ペン回し
- 貧乏ゆすり
- ため息をつく
- 肘をつく
- 片足に重心をかけた立ち方
- 頻繁に髪に触る
- 頭をかく
- 泣く
- 寝る
- 嫌な気持ちが表情に出る
- 堂々とあくびをする…など
一つでも身に覚えがある人は、今後意識して気をつけていきましょう。