これまでの人生に、将来のヒントが転がっている!
社会に出て仕事に就いたら、週5日、1日8時間以上の時間をその仕事に費やす人がほとんどです。それなら、少しでも自分が好きなこと、興味を持てることを仕事にしたいですよね。
「自分はどんなことが好きなのか?」こんな何気ない質問でも、真剣に考えてみると意外に奥が深いもの。今まで自分が夢中になったこと、熱中できたことを思い出してみて、そこに共通するものを考えてみましょう。皆さんをやる気にさせる何かが、そこに見えてくるでしょう。そして、その「何か」が見えてくれば、自分がやりたいこと、仕事にしたいと思えることも、自ずと明確になっていくはずです。
こだわりを持ちつつ、企業選びの視野は広く
自分の仕事を考えていく上で、「好きなこと」「興味を持てること」という見方に加えて、「譲れないポイント」を探してみるのも有効な方法の一つです。そのポイントは、抽象的なことでも、具体的なことでもどっちでもOK。「どうしても○○したい」「○○はできない」など、自分なりの基準があれば、就職したいと思える会社を絞り込む手助けにもなります。
でも、「こだわり」に固執しすぎて、自分の視野を狭めてしまうことにならないよう注意しましょう。皆さんがまだ知らない、ステキな会社を見落とすことになってしまいます。まずは視野を広く持って、いろいろな会社を見てみましょう。
「自分の時間を大切にしたい」や「地元で働きたい」という考え方も大事な価値観の一つ!
私は安心できる家族のそばにいたかったので、新潟で働ける企業に絞って企業選びをしていました。まずは自分のホンネを洗い出してみましょう!
就活は“目的”ではなく“手段”であり“スタート地点”
今やっていることの結果はすぐに出るものばかりではなく、何カ月後、何年後かにじわじわと表れてきます。もし「こうなりたい」という未来のイメージがあるなら、そこから逆算して「今、何をすべきか」ということを明らかにして、頑張ってみましょう。
就職とはそれ自体が「目的」ではなく、あくまでこれからの自分の人生を充実させるための「手段」であり、「スタート地点」です。そこを間違えずに、5年後、10年後にどういう自分になっていたいかをイメージした上で、そのための就職活動をしましょう。
自己分析など、自分自身を知るための作業は思っていたよりも難しく、時間がかかりました。身近な人の意見や、インターンシップと企業の人から受けたフィードバックを参考にすることで客観的な意見をもらえるのでオススメです! 私は兄からいろいろなアドバイスをもらい、かなり助けてもらいました。
①自分の興味(何をやりたいのか)
②能力(何が向いているのか)
③価値観(何のためなら頑張れるか)
これらを知ることは、自分の「軸」を知る作業。軸が分かっていれば、自分の判断基準が持て、この先の就活準備がぐっと進めやすくなりますよ!
最初は“やりたい仕事”がなくてもいい
「周りのみんながやっているから、自分も何となく…」と、雰囲気に流されて就活を始めても、自分が納得できる結果は得られません。
まずは自分が将来どうなりたいか、どんな風に生きていきたいのか。将来をできるだけ具体的にイメージして、「こうなりたい」と思える自分の姿を描いてみて。「こういうことをやってみたい、実現したい」という夢でもいいんです! 描いた未来に向かって進んでいくための第一歩として就活を捉えることができれば、自然とやる気もわいてくるはず。