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新潟のインフラを支えるSDGsな建設コンサルタント

サステナブルな構造物で、未来を築く

橋梁を中心に道路、河川、防災施設といった構造物建設のための調査・計画・設計などを行う「構造技研新潟」。私たちの生活基盤となる数多くの社会資本(インフラ)整備に携わり、地域の安心と安全、そして快適な暮らしを支えています。

同社はとくに長年使われている構造物の点検・調査・設計を得意としています。今あるものを今後も使い続けられるようにする、まさにSDGsな事業。今回はその特長や会社としての取り組み、同社で設計を担う先輩社員2名に仕事内容や会社の魅力を聞きました!

新潟市中央区にあり、新潟亀田ICから車で約5分、新潟駅からバスで15分強と、通勤しやすい立地も魅力です。

橋の修理方法を考えるプロフェッショナル

建設コンサルタントの事業分野は道路やダム、都市開発、鉄道、河川、空港など多岐にわたりますが、構造技研新潟は橋梁や道路、河川やそれらの災害復旧に多くの実績を持っています。中でも橋梁の点検・調査、設計を得意とし、年に100本以上もの橋の点検を実施しているそうです。

近年、高度経済成長期以降に整備した橋や道路などの公共インフラの老朽化が社会問題となっています。補修が必要な橋梁の増加は、信濃川を有し、橋の多い新潟県にとってとくに深刻な問題です。

今ある橋をはじめとした様々な構造物を、長く安全に使い続けるために必要な点検や補修方法を検討し、設計に落とし込む同社の業務は、新潟県内のインフラを担う重要な役割を担っています。

  • 橋梁は定期的な点検が必要なため、同社も多くの橋の定期点検を担っています。また地震など、自然災害発生後の緊急点検にも対応しています。

  • 橋の損傷を調査し、必要な処置を検討する同社の事業はさながら橋のドクター。橋を若返らせる事業で、地域の安全・安心を創出します。

事業も働き方もサステナブルを目指します

強靭なインフラの構築や自然災害への対応を担う同社の事業は、持続可能な社会の実現を目指すSDGsにも通じています。

会社としても社用車にハイブリッド車の導入など、SDGs達成に向けた様々な取り組みを策定しているそうです。

また、働き方改革や人材育成にも注力。ノー残業デーのほか、在宅勤務を含めた様々な勤務体系にも対応。フルリモートの社員もいれば、大雪の予報が出た場合は出社できない可能性を見越し、全社員に在宅勤務を推奨するといった柔軟さも働きやすさの一因になっています。

さらに、資格取得の支援体制も充実。業務に必要な国家資格や建設コンサルタンツ協会認定資格の受験費用の補助など、社員のスキルアップを応援しています。
社員数は20人前後の少数精鋭スタイル。顔を知らない社員はいない、コミュニケーションを大切にできる規模なので、一人ひとりにフィットした働き方に柔軟に対応することが可能となっています。

  • 社員の心身の健康づくりに積極的な会社として、「にいがた健康経営推進企業」に登録。ほかにも、子供が体調不良の際は在宅勤務対応にするなど、仕事と家庭の両立を推進する企業として評価され「ハッピー・パートナー企業」に登録されています。

  • 「SDGs推進建設企業」として積極的に社会問題に取り組む同社。最近では石川県の能登半島の震災に駆け付け緊急点検を行いました。全社員、社会インフラを守るという使命感を持ちながら仕事に取り組んでいるそうです。

「自分の仕事が未来につながっている」と実感できる

ここからは先輩社員へインタビュー!設計部に所属する遠藤さんと山田さんです。まずは仕事内容を教えてください。
「僕達二人は設計技術職として、主に橋梁の補修設計を担当し、図面や報告書の作成、設計計算などをおこなっています」(遠藤さん)
「デスクワークがメインですが、現場に出向いて設計を受け持つ構造物の状態確認や調査をすることもあります」(山田さん)

設計は補修する構造物の今後の運命を決める重要な役割を担っているそうです。
ズバリ、その仕事の面白みは?
「設計したものが形となり、未来に残るのはこの仕事の醍醐味です。個人的には、構造物の時代背景や当時の設計思想を知れることが面白いです」(山田さん)
「工事を経て人々が利用しているのを見ると地域に貢献できたと実感します。自分が生まれ育った町の橋の補修設計を担当した時は感慨深かったですね!」(遠藤さん)

  • 環境都市工学を学び同社に入社した山田さん(左)と、土木・測量を専門学校で学び直し入社した遠藤さん(右)。年齢は離れていますが、社歴は1年違いです。

  • 社内には補強工事事例や過去の工事資料が豊富に保管されています。山田さんは様々な資料を参考にして、担当構造物の設計にどう活かすか構想を練るそうです。

働きやすく、成長しやすい環境

続いて、働く環境はいかがでしょうか?
在宅勤務への柔軟さなど、働きやすいです。また、給与などの待遇も魅力。仕事で頑張った分はしっかり還元されます」(山田さん)
「人間関係も魅力だよね。設計部は頼りになる先輩が多く、分からないことは丁寧に教えてくれます」(遠藤さん)

ちなみに、設計部でのお二人の関係性は?
「遠藤さんはプライベートのことまで相談できる兄貴分です!」(山田さん)
「あまり相談されていないけど、ありがとう(笑)。今後入社する方にも、どんどん頼ってもらいたいです」(遠藤さん)

最後に今後の目標をお願いします!
3DCADなどの新しい技術を積極的に学び、プロジェクトの責任者になるのが目標です」(遠藤さん)
国家資格である技術士の資格取得をはじめ、より多くの専門知識と技術を習得し、仕事の幅を広げたいです!」(山田さん)

  • 「若いうちは新しい知識の吸収も早いので、率先して3DCADを学び、社内に普及させたいです」と遠藤さん。使命感を持って仕事に取り組んでいます。

  • お二人とも残業はほぼなく、子供の送り迎えやプライベートの時間を大切にできるとのこと。入社前に想像していたよりも楽しく働けているそうです。

インフラ整備を取り巻く環境は、時代とともに変化しています。多様な領域のニーズに応える対応力が構造技研新潟の武器であり、社員に浸透している“学ぶ姿勢”が、会社の底上げにつながっていると感じました。また、橋の数が多い新潟県において橋梁を得意とする同社は、発注者からの信頼も厚く、安定した業績を維持していることも強みでしょう。

同社は人びとに快適な生活を提供し、豊かな未来を創るスペシャリストになれる会社です。

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