複雑な産業構造・人口構造を根底から支える。
新潟の、日本の未来を照らすのはこの業界群かもしれない。
新潟県では古くから原油・天然ガスの開発が行われています。生産量は全国1位で、シェア率は原油が国内生産の69.3%、天然ガスが国内生産の80.7%。また、発電所の数も多く、水力発電所、火力発電所などで発電された電気の50%以上が、県外に送電されています。県内のエネルギー産業は、日本全国でも重要な立ち位置にあるのです。
このジャンルに属する企業の多くは、生産された各種エネルギーを安定供給して滞りなく機能するよう、多方面から支える事業を運営しています。私たちが当たり前のようにエネルギーを利用できるのは、これら企業の存在なくして成り立ちません。その意義深さをぜひ感じ取ってください!
このコンテンツではあらゆる業界やその仕事について紹介していますが、そのどれをとっても、モノやサービスの「流れ」が生じない限り、利益は上がりません。その「流れ」を司る交通・運輸業界各社の存在は、産業全体に大きく影響しているのです。
陸・海・空と輸送ルートが充実している新潟ですが、中でも新潟港・直江津港を拠点に海外取引を交わす県内企業は少なくありません。中国、韓国、台湾やマレーシアなどアジア圏をはじめ、各国を相手に輸出入が行われています。日本海側を代表する貿易窓口として、県内経済の発展を根底から支える当事者として、業界全体に若い人材の確保と育成は急務となっています。
2021年9月時点で新潟県における65歳以上の人口は72万4千人。これは総人口の33.3%で、全国平均を上回る数値です。人口高齢化の傾向は今後も続く見込みで、介護サービスの充実を求める県民の声は増える一方。介護・保育を融合させた総合福祉サービス、建設など全く主業種の異なる企業による介護サービスなど、新潟では個性的な事業者も増えています。関連施設として病院があるケースなどでは、連携体制を活かした医療ケアを提供しているようです。
資格取得や研修受講に対する優遇制度が整っているので、キャリアUPを図りたい方には魅力的な業界。まずは施設見学にトライしてみてはいかがでしょうか? 福祉系以外の学部学科でも受け入れてくれるケースがほとんどです!
地産地消をウリにする新潟の飲食店は、観光客、出張中のサラリーマン、外国人など多方面から人気を集めています。「新潟の好きなところは?」と問われた時、「食べ物!」と答える人は少なくないはず。新潟の魅力を広く発信する上で、レストラン・フード業界は大きな役割を果たしているのです。
仕事のやりがいは十分な一方で、その担い手であるスタッフの数が足りていないという店舗も少なくないのが現状です。休暇を取得しやすくしたり、キャリアアップ制度を導入したり、待遇を改善するなど、人材確保に向けた様々な施策や働き方に対する改革に積極的に取り組む企業が多いのも特徴。皆さんの想像を超える魅力が隠れているかもしれません!
お客様に非日常の感動と興奮を届けるアミューズメント業界。新潟ではかねてより店舗や接客面においてハイレベルなサービス競争が続いてきました。近年のトレンドは、フードやマッサージ、美容関連など多様なサービスを提供できる設備を兼ねた、総合レジャー型店舗。その他、高級飲食店や大型書店など、多業種にまたがる事業を展開する企業も現れ、今まさにパフォーマンスの幅が広がりつつある業界です。
年齢や経験に関わらず昇給・昇格できる企業も多く、早い段階で圧倒的リーダーシップを発揮し、高収入を得る若手社員も珍しくないそうです。自分の実力を試したい、可能性を広げたいという方には、特に興味深い業界ではないでしょうか。
ここ10年、出生率が下がり続ける新潟。高齢者が増える一方で、教育を必要とする子どもの数は減少しています。公立学校でも統合が進む現代、生徒数の確保に課題を感じる教育機関は少なくありません。
とりわけ新潟は、大学・短大への進学希望者のうち県内校への進学を決める学生が39.8%。6割以上は県外へ進む現状があります。一方、専門学校人気は高く、進学率26.5%で全国1位。各校とも学生からの人気UPに向け、カリキュラムや講師、設備の充実と広報戦略の強化に余念がありません。生徒が勉強に打ち込める環境を整える上で、盤石な運営体制は不可欠。競争社会で闘っているのは、生徒も職員も同じです。一層の運営力増強が図られています。
数多ある業種の中でも、学生さんにとって特に公共性の高いイメージが強いのが、このジャンル。市役所等の官公庁やJA(農業協同組合)、これに準ずる組織などが分類され、例年安定した学生人気を誇ります。
農業のさかんな新潟では、JA関連の組織が多数存在。組合員である農家を対象に農業経営の指導を行う他、農家以外も含め広く一般消費者を対象とした、野菜・果物の販売店やサービスステーションの経営、金融・保険・医療機関の運営など、私たちの生活に密着した多彩なサービスを提供しています。組織によって役割や立場が異なるので、「JA」と名がつくからと言ってひとくくりにせず、しっかり研究してくださいね!