皆さんは「新潟」のこと、どれくらい知っていますか?新潟の産業や、暮らし…新潟出身だけど、実は新潟のことをよく知らない人が大半でしょう。働く場所は、同時に生活をしていく場所にもなります。自分に合った業界や職種を知ることも大事ですが、自分に合った暮らし方を考えることも大事なことです。
首都圏で就活しようかなと思っている人も、Uターンに迷っている人も、まずは地元・新潟の実情を見てみませんか。 首都圏と新潟を数字で見比べたとき、真の新潟が見えてくる!
さて皆さん、この数字は何の数でしょう?
これは、新潟県在住者の中で「これからも新潟に住み続けたい」と回答した人の割合です。実に63.2%の人が現在の暮らしに満足し、新潟に住み続けたいと回答しています。
新潟は過去に地震や水害など多くの災害に見舞われましたが、その経験から河川整備や道路整備などの防災・減災対策も進んでいます。
現在、「自然災害による被害が少なく、安全・安心に暮らせる」という点について、満足と回答した人は49.2%で、不満と回答した人の18.7%を30.5ポイントも上回りました。
持ち家比率も全国7位の74.0%と、全国平均の61.2%を上回る数字です。
安心・安全な生活をおくれる環境に身をおくことは、これから仕事をしていく上でも必要なこと。働くことと暮らすことはイコールですから、不安な気持ちになる場所で暮らしては良い仕事ができません。
「住み続けたい」と言わせる新潟の魅力はどんなところにあるのか、ご紹介していきます。
上記に関する出典:「2021年3月 新潟県県民意識調査」、総務省「2018年 住宅・土地統計調査」
就職をするということは、勤務地に暮らすということ。結婚や出産、もっと先の老後のことを考えたら、勤務地はよく考えないといけない問題だと感じるね。 |
どこに住んでいても、人がいる限り事故や犯罪は起こってしまうものだけど、発生率が低い地域なら、将来的に家族ができて子供が生まれることを考えても 安心して暮らしていけそう! |
そこで、新潟の治安はどうなのかというと、以下の調査結果を見てみましょう。 |
都道府県別出火率(人口1万人あたりの出火件数)
犯罪発生率(人口1000人あたり)
出火件数の全国平均は3.0件。 それと比べても、新潟は低い水準を保っているのね。 |
新潟県は地域コミュニティの結束が固いと言われていて、消防団員数も他の地域に比べて多いのが特徴なんだ。 |
犯罪発生率が抑えられているのも、この地域コミュニティの結束の固さがあるおかげなのかも。 |
都道府県別自動車保有台数
交通事故発生率(事故発生件数/車保有台数)
都道府県別の自動車保有台数をみると、新潟は島根県の約3.3倍、鳥取県の約3.9倍の自動車を保有しているね。 |
だけど2019年の交通事故発生率で比べてみると、静岡県0.86、大阪府0.81に対し、新潟県は0.19で約4分の1。 |
地方では首都圏よりも公共交通機関が整備されていないから、どうしても車の利用率が上がってしまう分、事故も起こりやすくなるけれど、交通事故の一因がドライバーのマナーにあるのだとすれば、この数字は新潟県のドライバーのマナーが良いってことだから、誇らしい調査結果だよね。 |
働くことと暮らすことはイコールだと言ったけど、余暇をどう過ごすかも生活していくうえで大事なことだよね。 |
余暇の楽しみ方は人それぞれだけど、新潟ではスポーツが人気!サッカーをはじめとして、野球やバスケットボール、スキー・スノーボード、陸上、モータースポーツのプロチームがあるのよ。 |
競技は多種にわたるけど、クラブチームのほとんどが「アルビレックス」という同じチーム名を掲げているよ。これは白鳥座にある二重星「アルビレオ」と、ラテン語で“王”を意味する「レックス」を掛け合わせた造語なんです。かっこいいよね。 |
「アルビレックス」の中でも特に人気があるのは、サッカーチームの「アルビレックス新潟」! |
ビッグスワンスタジアムの近くには、2009年に開場した新潟県立野球場もあります。野球教室など一般にも開放されているけど、高等学校野球大会や、プロ野球独立リーグ・ベースボール・チャレンジ・リーグに所属する「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」の試合でも使用しているよ。 |
ほかにも新潟は、バスケットボールのプロ選手を育てる専門学校があったり、スポーツへの支援に力を入れています。 新潟のスポーツチームのスポンサーを調べてみたら、あなたの第一志望の企業の名前があるかもしれないよ。 |
スポーツについて紹介をしたけれど、新潟では芸術文化も積極的に育んでいます。 |
新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」では、芸術に関わる様々な活動が盛んに行われているの。その中でも特徴的なものが、日本初のレジデンシャル・ダンスカンパニー「Noism(ノイズム)」。 |
Noizmは、りゅーとぴあ専属のダンス・カンパニーで、2004年に設立されました。ヨーロッパでは劇場が専属舞踊団を抱えるのが普通だけど、日本では初めての試み。新潟を拠点に、海外公演も積極的にしています。 |
ほかにも、新潟から質の高いオリジナルミュージカルを創り上げて高い評価を得ている「りゅーとぴあ市民創造ミュージカル」や、約260名の子供たちが所属する「新潟市ジュニア音楽教室」などがあって、芸術文化をそれぞれのカタチで楽しむ環境があるのよね。 |
新潟の日本初!
もちろん、新潟の日本初はまだまだあるよ! |
シアター電車っていうのは、車内の天井に動画が映し出される電車のこと。新潟県の第3セクター鉄道ほくほく線(六日町〜犀潟間)を走る「ゆめぞら号」が、シアター電車の第1号です。流れる映像は星空の旅をイメージしたもの。ロマンチックですよね。 |
コスプレ撮影専用大型スタジオも、日本初と言われている。新潟では、実はアニメや漫画が人気で、そのコスプレを楽しむ人が多いみたい。他の県にも撮影スタジオはあるけど、新潟のものほど大きいところは数少ないらしいよ。 |
新潟市が主催する「にいがたマンガ大賞」も年に1回開催されていて、世界からも漫画作品の応募があるそうです。 |
新潟では、自分たちの力で新潟を盛り上げようという意識が高い。 |
新潟県民の平均寿命は、男性は81.29歳で全国29位、女性は87.57歳で全国25位となっています。 |
高齢化は新潟だけの問題ではないけれど、日本の中でも高齢化が早く進んでいると聞いたことがあるわ。 |
高齢化社会とは65歳以上の老年人口が増大した社会のことを言うのだけれど、新潟県の高齢者(65歳以上)の人口はおよそ717,000人で (2021年10月時点)県の人口の33.4%を占めているんだ。 |
社会福祉制度の負担は若い労働者にかかるわけだから、なんだか不安になってくるわ。 |
不安に思うのはもっともだと思う。でも、同時にこんなデータもあるんだ。 |
後期高齢者医療費
高齢者医療費が47都道府県中一番低い47位!受給者一人あたりの医療費を比べたものだけど、1位と比べると約38万円も少ない。 |
新潟県民は健康な人が多いのね! |
高齢化社会の問題が避けて通れない今、健康でいてくれる高齢者の方々に感謝しなくてはいけないね。ちなみに、なぜ医療費が少なくてすんでいるのか、いろいろな要因が重なっていて特定はできていないんだけど…やっぱり、ご飯が美味しかったり、自然が多い環境のおかげなのかな。 |
新潟のくらし!ポイント
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