胃の誤算
みなさんこんにちは。
応援団のクマクラです。
先日、湯葉のフルコースをいただきました。
湯葉というと、非常に雅でお上品な印象を受けますね。
温めた豆乳の上澄みを一枚一枚すくって作るため、湯葉は非常に手間がかかる料理と言えるでしょう。
その手間を考えると、湯葉が高級食材であることは間違いありません。
湯葉のフルコースと聞くと、何ともすごいものを期待してしまいます。
ワクワクを胸に当日のお品書きを覗くと、そこには以下の内容が記されていました。
・湯葉のお造り
・マグロの湯葉とろろ
・嶺岡豆腐
・とうふシュウマイ
・湯豆腐
・生麩田楽
・湯葉揚げ
・湯葉グラタン
・湯葉吸い物
・飯物<湯葉の生姜煮>
・デザート
大豆製品多すぎじゃない?
動物性タンパク質がほとんど含まれておらず、ヴィーガン専用メニューかと疑ってしまうほど。
湯葉フルコースといえども、ここまで大豆にこだわったメニューが待ち構えているとは思いませんでした。
果たして湯葉で私の腹は満たされるのか?
牛肉や魚の焼き物のひとつあってもいいじゃないか...
そんな不安と不満とともに、イソフラボン大量摂取コースは幕を開けました。
気になるお味の方は文句なしのクオリティ。
湯葉の触感とほのかに香る豆腐の風味が心地よく、軽快に湯葉を口の中に放り込んでいきます。
脂質がほぼないメニューのため満足感には欠けましたが、湯葉をめちゃくちゃ食っているという優越感が良いスパイスとなっていました。
しかし、生麩田楽くらいまでコースが進んだところで異変に気付きます。
お腹がだいぶ膨れてきた。
大豆の力を見誤っていたせいか、大量のタンパク質を摂取した影響で私の満腹中枢は限界を迎えようとしていました。
その後に湯葉揚げが運ばれてきたのですが、これが栃尾のジャンボ油揚げに肩を並べるほどのボリューム。
ようやく来た脂モノだったのでなんとか美味しくいただくも、ここで私の胃袋は打ち止めとなりました。
湯葉を侮っていました。
よくよく考えれば、豆腐と湯葉は低脂質・高たんぱくの食材です。
肉で例えるなら馬肉のようなもので、馬肉のフルコースと考えればコース途中で腹パンになるのも無理は無いでしょう。
ただの白い膜と湯葉を過少評価していた私の完敗です。
今回の一軒で、私は見た目や印象ですべてを判断してはいけないとの教訓を得ました。
みなさん、就活では企業名や業界だけで判断せず、深く情報収集をして自分に合う企業を探すようにしましょう。
ちなみにコース料理最後のデザートはチーズケーキ。
なぜ豆乳ソフトを出してこなかったのか、モヤモヤが残る締めくくりとなりました。