パールキンゾク
パール金属のキャリアステップと、仕事のやりがいをルポ!
営業経験を生かし、現在は広報で活躍!
新潟県三条市に本社を置き、キッチン用品やアウトドア用品を企画・販売するパール金属。さまざまな職種が存在する同社ですが、営業職採用の社員には2通りのキャリアステップが存在しています。営業職として約10年のキャリアを積み、現在は広報で活躍する吉田さんにパール金属の特徴ややりがいについてインタビューしました。
アウトドア事業部
吉田 直城さん
三条市出身、2007年入社。10年目まで大阪支店で営業職として働き、現在は本社でキャプテンスタッグを中心に様々な広報を担当。「大阪の暮らしも楽しかったですが、子育てをするならやっぱり地元。息子がもう少し大きくなったら、親子キャンプがしたいですね」と話す一児のパパ。
入社10年目まで、大阪で営業職を経験
ものづくりの街として名高い三条市に本社を持つパール金属は、企画・開発力を強みに年間約2000点のオリジナル商品を発表。キッチン・リビング用品の「パールライフ」とアウトドア・キャンプ用品の「キャプテンスタッグ」という二つの自社ブランドを展開し、暮らしに楽しさと便利さを届けています。
パール金属に営業職として入社した社員には、2通りのキャリアステップが存在。配属された支店で経験を積みながら営業のプロフェッショナルを目指すケース、そして営業経験をベースに広報や企画といった他部門へ進んでいくケースです。2007年に入社した吉田さんは後者に当たり、入社10年目までは大阪支店で営業職として活躍し、現在は三条の本社でキャプテンスタッグの広報などを担当しています。
パール金属の一番の特徴は、企画・開発力。常にお客様の声を大切にしたモノづくりを進め、どこにでもあるような製品ではなく、消費者が「欲しい」と思うような製品づくりを目指しています。
インターネット通販ならではの営業スタイル
営業の主な仕事は、ホームセンターや総合スーパーなどの小売店に対して製品や販売方法を提案すること。しかし、吉田さんが長く担当していた通販サイトへの営業スタイルは少し異なります。実店舗の場合は棚や売り場が限られているため、まずは商品を置いてもらうことが重要ですが、インターネットはスペースの制限がないため、商品の売れ行きや傾向を分析した上で、より売れるためにはどうするかの提案が主流になります。
インターネット通販とはいえ、消費者は一日も早く手元に商品が届いてほしいというニーズを持っています。そのため、売れ行きがいい商品はあらかじめ通販サイトの物流倉庫に在庫をおいておき、スピーディーに配送。それ以外はパール金属の倉庫からの取り寄せ注文になります。分析結果から今後の動向を予測してその振り分けを決めることが重要なのです。
ホームセンターや総合スーパーなどの小売店へ商品を提案する際には、棚割り(店舗でも商品レイアウト)も同時に提案。売り場造りにも積極的にかかわります。
インターネット通販では、定期的に自社や同業他社商品の売り上げをチェック。在庫を切らさないよう、抱えすぎないよう、物量倉庫の在庫量を調整したりとデスク作業が多いです。
相手を知ること、自分を知ってもらうこと
入社2年まではキッチン用品を担当していた吉田さん。先輩のサポートが主な業務でした。ところが、3年目に入ってからはアウトドア用品の担当に変更になっただけでなく、これまで経験のない通販サイトの顧客を持つことになりました。
「いきなり野原に放り出されたような感覚でしたね」と振り返る表情は、苦笑まじり。商談にはもちろん万全の準備で臨みますが、相手のバイヤーは百戦錬磨のプロ。知識量ではかないっこありません。ある日、「提案に来たのに当社のことを全然知らないんですね」と吉田さんはバイヤーから注意されてしまいます。
その経験から吉田さんはまず商品を売る前に、相手と親しくなろうと考えるようになりました。重要なのは、相手を知ること、そして自分を知ってもらうこと。また、頼まれたことをなるべく早くこなすように心がけました。すると、徐々にバイヤーとの関係が変化し、「吉田さん、こんな商品ないかな」と聞いてもらえるように。紹介した商品を「それもらうよ」と即決してもらうことも増え、手応えを感じるようになったそうです。
相手を知るためには、事前準備が大切。お客様先に伺う前の下調べは欠かしません。
年間約2000アイテムの新商品を世に送り出すパール金属。自社の商品理解も大切な仕事です
地元発のキャプテンスタッグを、誰もが知るブランドに
2017年に三条に戻ってからは、アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」公式のWEBサイトとオンラインストアの管理を担当。新商品やイベントの情報発信や、オンラインストアへの注文や問い合わせの対応をしています。
近年、SNSや動画サイトから注目が集まり、ヒットが生まれることも多いキャンプグッズ。キャプテンスタッグでは、SNSや動画などにも力を入れています。また、アウトドア関連のイベントやフェスにも出展し、ブランドのPRや販売にもつなげています。「プライベートよりも仕事でキャンプをする機会の方が多いですね」と吉田さんは笑います。
入社前からパソコンやインターネットが好きで、大阪支店で通販サイトの営業担当に選ばれたことも、現在キャプテンスタッグのWEBサイト運営を任されていることも、そのことがきっかけでした。やりたい仕事を任せてもらえるのも、パール金属という会社の魅力。吉田さんの目標は、地元から生まれたキャプテンスタッグを誰もが知っているブランドにすること。「『アウトドアといえば、キャプテンスタッグ』といわれるまで有名にしたいです」と語ってくれました。
アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」公式のWEBサイト
アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」オンラインストア
キャンパーの間ではおなじみの鹿番長こと「キャプテンスタッグ」。自宅のキッチンにあるフライパンやお玉などを探してみれば、おそらくひとつは見つかる「パールライフ」。それほど私たちの暮らしのそばにある企業が、パール金属です。今回インタビューした吉田さんは、地元から遠く離れた大阪への配属、前年とは全く異なる通販サイトへの営業活動、本社に戻ってからは広報を担当と、目まぐるしく変化するキャリアを経験してきましたが、その幅の広さこそがパール金属という企業の魅力。新商品からSNSの発信まで、パールライフやキャプテンスタッグの動向から今後も目が離せません!
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