カシマヤ
新潟のおいしさを全国発信する名店「加島屋」で働く魅力とは?
コロナ禍の就活を経て、それぞれの部門で活躍中!
看板商品の「さけ茶漬」をはじめ多種多様のアイテムをそろえ、今や全国区の知名度を誇る加島屋。安政2年の創業からずっと変わらず、安全でおいしい“手づくりの味”にこだわっています。また商品開発から製造、管理、販売まで一貫して行うのも特長のひとつ。そのため部署により仕事の内容も活躍の舞台も様々です。
今回参加してくれたのは、各部署から集まった4名の新入社員。新潟の一流ブランド、加島屋で働くことの面白みや印象的なエピソード、コロナ禍での就職活動などについて存分に語ってくれました。
製造部 製造四課
山田 明日実さん
2022年入社
営業推進部 百貨店業務課
水野 大地さん
2022年入社
営業販売部 店頭販売課
本間 菜月さん
2022年入社
経営企画部 システム運用課
関 悠太さん
2022年入社
入社後、各部署での研修を経て本配属へ
仕事の内容を教えてください。
当社の主力商品である「さけ茶漬」の鮭を焼いたり「鮭の昆布巻」を煮たりと、製造部門の加熱の工程を担当しています。
全国の百貨店への対応が基本的な業務。メールやFAXで入る注文を入力し、配送部門に指示を出すほか、百貨店からの様々な問い合わせにも対応しています。
本店1階の店頭に立ち、レジ打ちや品出しなどを行います。担当はサーモンコーナー。少しずつ常連のお客様とコミュニケーションをとれるようになってきました。
パソコンやプリンタといった機器のトラブルやソフトウェアに関する問い合わせなどに対応しています。まだ知識が浅いため、上司の仕事を見ながら学んでいるところです。
仕事のやりがいや面白みは?
「高齢の方に贈りたいんだけど何がいいかな」と尋ねられ、なるべく柔らかい食感の商品をお勧めしたら「なるほどね。ありがとう!」と言われてうれしかったです。お客様からいただく感謝の言葉がモチベーションです。
大学では食品の安全性について学んだため、安全で高品質の商品を提供できること自体がやりがいに直結します。研修で販売も経験したおかげで、自分の仕事の先にお客様がいることを感じながら仕事をしています。
百貨店は売上額が大きいので、重要な仕事に携わっているという実感がやりがいに。また釣りや魚が大好きなので、それらに関わる仕事であることも醍醐味の一つです。
研修時、お客様情報に都道府県の項目があるのはなぜだろうと思っていましたが、システム関連の業務についてから「なるほど、注文を確定すると自動的に送料が決定するからか」と納得。点と点がつながると面白みが増しますね。
失敗から学びを得て成長へとつなぐ
印象に残っている成功or失敗エピソードを。
物ごとを一気に覚えるのが苦手なのですが、製造現場だとこまめにメモを取るのが難しい場合も。休憩時間にまとめて書き出して覚え、次の作業に備えるようにしていますが、それができないときはやはりうまくいきません。でも先輩方が優しく教えてくださるので助かっています。
配送部門への指示に見落としがあり、違う商品を百貨店に届けてしまったことがあります。繁忙期により、一つひとつの仕事が流れ作業になっていたのが原因でした。改めて気を引き締めようと、最終チェック後にもう一度見直すことで失敗を防いでいます。
忙しくて余裕がないと失敗してしまうんですよね。私もお客様にクレジットのサインをいただき忘れたり、こちらの控えを渡してしまったり。たとえ小さなミスでも後々他部署に影響する場合があるため、常に落ち着いて業務にあたることを心がけています。12月の繁忙期は1日を乗り切ることで精一杯でしたが、学びが多く成長につながりました。
私も繁忙期に失敗しました。伝票発行の業務を手伝っていたとき、同じ番号の伝票を2枚発行してしまったんです。幸い配送前だったので無問題でしたが、システムへの知識が足りなかったことが原因だと実感。まず理解してから使うことが大切だと思いました。
最近では、お客様がレジに杖をお忘れになった際、まだ店内にお姿があったのであとを追って無事にお渡しできました。ちゃんと目配りができて良かった、という小さな成功体験です。
オンライン面接あるあるとは?
コロナ禍の就活はいかがでしたか。
オンライン形式の会社説明会や面接が増えたのは例年との大きな違いだと思います。そのおかげで遠方の企業の説明会にも参加できたのはメリットでした。反面、いざ対面での面接となったときに必要以上にアガってしまい、なかなかうまくできませんでした。
でもオンラインだとどうしても一問一答のような形になり、十分に自分をアピールできない印象です。そのため限られた時間で簡潔に自分の良いところを伝えるにはどうすれば良いか、常に考えていました。
オンラインは一長一短でしたね。よりによって面接時にZoomがうまくつながらず、すごく焦ったこともありました。
私は県外の大学だったのでコロナ禍での帰省が心苦しく、家族をはじめ周囲にとても気を遣いました。
意外な場面で社会人になったことを実感!?
自分の成長を感じた瞬間は?
仕事とは直接関係ありませんが、車のローンが通ったときです(笑)。社会的な信頼を得られたと実感したので。
私も車に妹を乗せて出かけ、ごはんをごちそうしたりできるようになったとき、社会人になったんだなと思いました。
お給料を自由に使えるのも社会人だからこそ。と言ってもコロナ禍で使う機会もなく、物欲もないので貯まっていく一方です(笑)。
私は釣りをしすぎて全然貯まりません(笑)。
仕事の面では、加熱の所要時間を考えながら段取りを組むことで、時間管理がうまくいったときに少しだけ成長を感じます。
当社は「にいがた酒の陣2023」に初参加するのですが、その出張企画を課の先輩方と考えることになりました。まずはそれを成功させて、また一歩成長できればと思っています。
就活生にメッセージを。
新卒での入社は一度きり。企業研究をしっかりと行って面接に臨んでください。笑顔を忘れず話していれば、たいていのことは乗り越えられますよ。
あまり準備しすぎる“準備しました感”が出てしまうので難しいとは思いますが、自分の想いをしっかりと伝えて頑張ってください。
できるだけ他人と比べず、自分のペースで就活を進めてください。私も周りを見て焦ったりネガティブになったりしましたが、最終的にはなんとかなるので大丈夫です!
長くお世話になる会社だからこそ、入社後のミスマッチがないよう、就活は時間をかけて粘り強くじっくりと。これが本当にやりたいことなのかと自問自答しながら、採用条件などもしっかりと見て決めてください。
部署の異なる4名ですが、入社後の研修で各部署を回っているため、お互いの業務の大切さも苦労も分かりあっている様子。本配属から4カ月、失敗も成功も着実な成長につなげているところに頼もしさを感じました。
また、同社は内定者フォローも細やか。採用担当者が「少しでも参考になれば」と、自分の入社当時の経験や思い出深い出来事を手紙にして送るなど、有意義な交流をはかっていたそうです。新入社員の不安を一掃し、働く環境にスムーズに馴染めるよう配慮された温かな取り組みだと思いました。
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