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一生涯を支える社会福祉法人「ロングラン」で、職員の成長をルポ!

障がいのある人を子どもから大人まで支える。

生きにくさを抱える人たちを『一生涯を通して』支援する社会福祉法人ロングラン。柏崎市内にある8つの施設では、子どもから大人まで多くの利用者さんが生活したり、仕事をしたりしています。

そんな利用者さんをサポートする職員のみなさんは、とっても明るくフレンドリー。和やかな職場の雰囲気も魅力です。入沢洋平さんは、ロングランで働く入社7職目の職員。現在の仕事や、新人の頃からの変化などをお聞きしました。

日中活動系を担当

入沢 洋平さん

「生まれも育ちも柏崎。自然に囲まれていて心が落ち着きますね。休みの日には家族と出かけることが多いのですが、ロングランは休みも多いのでしっかりとリフレッシュできますよ!」

向き合うのは病気ではなく、利用者さん一人ひとりの個性

障がいなどにより支援を必要とする人が、子どもから大人まで地域の中で幸せに暮らしていける社会の実現を目指すロングラン。7年目の入沢さんは、今どんな仕事をしているのでしょうか?

「ロングランの施設の一つ『アトリエぽっけ』で、利用者さんをサポートする仕事をしています。アトリエぽっけは、食事やトイレなどの『生活介護』と、利用者さんが軽作業をする『就労継続支援B型』の両方の機能を備えた施設です」

利用者さんはどんな方がいるのですか?

「年齢層は18歳から40歳くらいで、約20名の利用者さんを7名の職員で見ています。自閉症やダウン症の利用者さんがいらっしゃいますが、同じ自閉症の方でも接し方は一人ひとり違います。フレンドリーに接した方がいい人もいれば、少し慎重に話しかけた方がいい人もいます。一人ひとりの個性と向き合い、その人にとって最も心地いい過ごし方、ステップアップにつながる過ごし方を日々模索しています」

利用者さんそれぞれの個性を大切にすることで、信頼関係を築いていく。そして利用者さんのより良い人生へとつなげていくお仕事なのですね。

  • 重度の障がいを持つ方々が通うことのできる施設をつくろう。そんな思いから生まれた「アトリエぽっけ」では、職員で意見を出し合い、自立の促進、生活の質の向上を目指した創作活動や生活支援を行っています。

  • 多様な施設を備え、個々の能力や持ち味に応じた就労の場を提供していることも特徴の一つ。「障がいがあろうと、自分たちらしく輝き、この街で暮らしたい」との想いを支えます。

雑談の中にヒントがあることも

今では法人の中堅どころとして活躍する入沢さんですが、新人の頃はどうでしたか?

「新しい仕事を覚えたり、利用者さんの名前を覚えたりすることに必死でした。大変だと感じることもありましたが、プライベートでたくさん遊び、先輩や同期に話を聞いてもらうことで乗り越えてきました。職場の同僚や、学生時代の友達の存在は本当に大きいです

職場以外でも同僚の人と遊んだりしますか?

「一緒に食事に行ったり、県外のテーマパークに遊びに行ったりします。仕事の話は、職場の中でも外でもよくします。案外、仕事終わりや休日にリラックスして話している時の方が思いがけないヒントをもらえたりしますね」

なるほど、分かる気がします。7年目になったからこそ感じる仕事の面白さはありますか?

「以前、放課後等デイサービスという小・中・高校生をサポートする施設にいました。その頃にお世話をしていた子と、アトリエぽっけで再会したんです。私のことを覚えていてくれたのもうれしかったですし、少し不安定だった子が落ち着いて作業する姿を見て、すごく感慨深かったです

自分が関わった子の成長を、数年越しに目の当たりにできる。子どもから大人までサポートするロングランらしいエピソードですね。

  • 新人の頃は新しい仕事や利用者さんの名前など覚えることが多く、大変だという気持ちもありましたが、一通り仕事に慣れると、次に何をすればよいか先回りして考えられるようになり、仕事がとても楽しくなりました!

  • 職場の同僚や学生時代の友達の存在は本当に大きいです。同期とはプライベートでもよく話を聞いてもらっています。これは東京の「ガンダムベース 東京」へ行った際の1コマです!

職員の上下関係がなく、互いに高め合える職場

他にも何か変化はありましたか?

「プライベートのことですが、2年前に結婚しました。子どもも生まれて、1歳になります。土日はよく公園に遊びに行きます。かわいい子どもの顔を見ると、仕事もますます頑張ろうと思います」

それはおめでとうございます。ご家族からもパワーをもらっているのですね。では最後に、今後の目標を聞かせてください。

利用者さんからは安心され、職員からは信頼される存在になりたいです。そのためには、いかに心に余裕を持って仕事に臨めるかが全てだと思います。そういう意味では、経験を重ねて、ちょっとやそっとではへこんだり慌てたりしなくなりました。利用者さんがパニックになった時、職員があたふたしては収拾がつきませんから」

そういう時はどのように対応するのですか?

「冷静になって、違う関わり方を考えます。こういうふうに考えられるようになったのも、何でも相談し合える職場の人間関係のおかげです。職員同士の上下関係があまりないので、年齢や経験に関係なく自然とアドバイスし合える環境なんです。そうやってお互いに成長できる職場が『ロングラン』なんだと思います

素敵なお話をありがとうございました!

  • 「アトリエぽっけ」は土日休みなので、家族とも休日が合いプライベートも充実させやすい環境です!1歳になる子どもがいるのですが、成長を感じられる貴重な時間を夫婦でともに過ごすことができ、ありがたいです。

  • ロングランに入職して7年目になりますが、今でも同期でよく食事に出かけます!今では、それぞれ別の施設で働いていますが、職場で会う機会があると笑顔が溢れちゃいますね。心強い存在です!

実は、入沢さんがロングランに入った頃から何度も取材をさせてもらっている私たち応援団。新人の頃、「利用者さんとのコミュニケーションが難しくて…」と話していた姿が印象に残っています。そこから着実に成長し、利用者さんとの関わり方を冷静に見極め、工夫を重ねる頼もしい姿を垣間見ることができました。これからも職員の皆さんと高め合い、地域で暮らす利用者さんの幸せのためにステップアップすることを期待します!

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