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事業紹介

理研製鋼は何をつくっている?
What is RIKEN making?

 様々なモノづくり現場で活躍している「特殊鋼」、「切削工具(ドリル)」、「工作機械」が当社の主力製品です。
 これらは工業製品の内部に組み込まれていたり製造工程で使用されることがほとんどのため、一般の人が目にする機会はなかなかありません。
 しかしこれらが無いと自動車や航空機、建設機械、家電製品や医療機器など、あらゆる工業製品の製造は成り立たず、豊かな暮らしや安心・安全な社会の構築も難しくなります。
 表立ってはいませんが、様々な産業や社会、人々の生活の礎となっているのが理研製鋼の製品です。

SPECIAL STEEL
RIKENの特殊鋼について

 当社の特殊鋼は、主にクルマのタイヤ回りや扇風機など、機械の回転する部分に欠かせないパーツである「ベアリング」に使用される素材です。ベアリングは自動車や航空機、家電製品などあらゆる工業製品に必要不可欠な部品で、自動車1台には150個ものベアリングが使われていると言われます。

特殊鋼は、出荷時は数十メートル単位の塊のため迫力ある大きさです。直径5mm以下の細い分野では国内トップシェアを獲得しています。

特殊鋼が使われるベアリング。ベアリング内の小さなボールの素材として使われ、回転部分の摩擦を軽減させる役割を担います。

こんなところで使われています

 当社の特殊鋼からつくられたベアリングは日本国内の乗用車の約半数に使用されています! 高い技術力を有することから直径1mm以下の加工にも対応。様々な工業製品となって世の中に役立っています。

ベアリングは回転部分を持つあらゆる機械に使われているので、当社製品は実は皆さんの身近な存在と言っていいかもしれません。

CUTTING TOOLS
RIKENの切削工具(ドリル)について

 切削工具は、金属などを削り、様々な形状に加工する工程で使用されるアイテムです。当社の切削工具事業は創業時から続き、長年のノウハウにより高品質・高性能を実現。「RIKENのドリル」として高い評価をいただき、国内外で広く使用されています。

切削工具。様々な形に削るための道具という点では、木版画で使う彫刻刀が用途のイメージに近いかもしれません。

ドリルは工作機械に取り付けて使われます。素材を削り出して様々な形に仕上げることで製品完成となります。

こんなところで使われています

一般用から産業用まで、形もサイズも様々なドリルを製造していますが、大きなものは橋梁や航空機の外板を貼る際などに使われています。また、当社の代表的な製品「テーパーシャンクドリル」は国内トップクラスのシェアを誇ります!

MACHINE TOOL
RIKENの工作機械について

 工作機械は「機械をつくり出すための機械」。前述の切削工具(ドリル)はこの工作機械に取り付けられ、素材の削りや穴開けなどを行い、各種機械や製品の一部となる様々なパーツをつくり出します。あらゆる製造現場のニーズに応じ、オーダーメイドの工作機械をつくれる点が当社の大きな強みです。

超精密の「小型旋盤」はサブミクロン(1万分の1mm!)単位の精度を実現。この小型旋盤が当社の主力製品です。

集積回路の熱処理に用いるガラス管を加工するための「ガラス旋盤」という工作機械は、当社のオンリーワン製品です。

こんなところで使われています

モノづくり業界の若手技能者が技術を競う「技能五輪全国大会」において、当社の工作機械は長年採用されています(「精密機械組立」という種目用に3つの機械を提供)。また、当社内の工具部の製造ラインでも、製品をつくり上げる機械として活躍しています。

だからすごい、RIKENのモノづくり
RIKEN manufacturing

 特殊鋼、切削工具(ドリル)の分野で業界トップクラスの製品を擁し、工作機械は国内最大規模の技能競技大会で使用されるなど、高い品質・精度・信頼の証が実績として表れています。 あらゆるモノづくり現場を支えることで、社会や人々の暮らしを支え続ける。「モノづくりの精神」を高め、時代とともに変わる様々なニーズに応えられるモノづくりをこれからも目指していきます。

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